窓について ~その2~
前回のブログでは、窓のデメリットを4つあげさせていただきました。
今回からはそれぞれについて詳しく書いていきますね。
■デメリット
家の性能が悪くなる・建築費用が高くなる
窓をたくさんつけると、お家の性能がどんどんと悪くなっていきます。
どういうことかと言いますと、家全体で熱の出入りはほとんど窓から
行われています。
だから最近のお家は、窓にお金をかけて家全体の性能をあげようと
していることがほとんどです。
窓がなければものすごく性能が良いお家になります。
しかし窓がないお家はありません。
というよりもお家を建てる法律で、窓は必ず必要です。
しかし必要以上につけてしまうと、家の性能が悪くなってしまうので
窓の性能が良いものを導入しないといけません。
窓をたくさんつけると建築費用もどんどんと高くなっていきます。
だからこそ、窓を取り付ける理由をしっかりと考える必要があります。
きちんと自分たちの生活スタイルを理解して、実際に住んでいることを想像する必要があります。
- 換気目的で付けているのに、必要以上に大きな窓にしていませんか?
- 光を取り込むため、部屋の上側に窓をとりつければよいのに
必要以上に大きな窓にしていませんか?
- 解放感を得るために窓を取り付けるのに、小さな窓を検討していませんか?
- 冬は寒いため、昼間の太陽熱を入れたいから窓を大きくしたい
→しかし夜はエアコンの熱が窓から出ていくことはしっかりと考えていますか?
- 夏はエアコンをつけずに、自然な力で換気したいから窓を大きくしたい
→窓を大きくすると入ってくる熱も多くなることを検討していますか?
- トイレに窓は本当に必要ですか?
→ 換気目的であれば、窓がないほうがいいですよ。
- お風呂に窓は必要ですか?
→ きちんとメリット・デメリットを調べてください。採光のためにお風呂に窓をつけるとしても、お昼にお風呂を入りますか?
お風呂に窓をつけると結露が起きやすくカビも発生しやすいですよ。
などなどです。
図面では、住んだあとのことを考えるのは難しいですが、ここの窓の役割は
〇〇だ!と決めて、決定していきましょう